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作者について ページ

ボス 阪口 麻沙美

生い立ちとこれまでの歩み

私は人との繋がりに恵まれ、ひもじい思いをすることなく育ちました。18歳で介護福祉士の資格を取得し、障がい福祉施設や脳外科病院、訪問介護、葬儀場など、さまざまな現場で働いてきました。


家族との向き合いと学び

シングルマザーとしての子育て、連れ子同士の再婚、そして妹や息子の発達障害に向き合う日々を過ごしました。これらの経験を通じて、お腹いっぱい食べられる食事のありがたさや、家族の楽しさと難しさを深く実感しました。

居場所と安心感の大切さ

居場所や受け入れてくれる人や環境があることの幸せを強く感じるようになりました。また、信頼できる大人や知人がそばにいる安心感も非常に重要だと気づきました。孤独になることなく生きてこられた私は、今を共に生きる子どもたちや、これまでの社会を支えてきた高齢者の方々に対して「恩送り」をしたいと考えています。

これからの活動への思い

いつか私の命が終わる時に、父と母が残してくれた命を全力で生き抜いた最高の人生だったと胸を張って再会できるよう、これからも活動を続けていきます。

キャプテン 福田 幸加

介護の現場で20年間働いてきました。表向きは「やりがい」や「感謝」と称される世界ですが、実際には人員不足や理不尽な要求が多く、理想と現実のギャップに悩む日々を過ごしてきました。介護の仕事自体は大好きでしたが、人間関係や会社の体制に疲れ果ててしまうこともありました。


シングルマザーとして娘を育てる中で、母が倒れた後は祖母の介護や家事に追われ、娘の成長を見守る余裕もなく、精神的にギリギリの毎日を送っていました。祖母と母を見送り、さらに父の在宅看取りも経験したことで、後悔やフラッシュバックに苦しむこともありました。


フードパントリーとの出会いと心の変化

そんな苦しい時期に出会ったのが「フードパントリー」です。ボランティア活動を通じて、人とのつながりや支え合いの温かさに触れ、少しずつ心が解きほぐされていきました。まさみさんと話して意気投合し、温かいお誘いもいただき、第二の人生として「理想を現実にしたい」「自分が楽しい・嬉しい・やりたい」と思えることをまさみさんと一緒に形にしていきたいと考えています。


これからの目標と決意

これからは、シングルマザー歴23年で培った強さと、これまでの介護経験を活かしながら、自分らしく、みんなと笑顔で過ごせる時間を大切にしていきます。困難を乗り越えた経験を活かし、同じような境遇の方々に寄り添い、支え合うコミュニティづくりにも貢献していきたいと考えています。

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